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飽食クライシス ~2015年のダイエットのとらえ方~

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2015年04月27日

昨今の現状

2015年、時代はモノに溢れ簡単に何でも手に入る時代になりました。

コンビニでは、商品が店を埋めつくさんばかりに並びます。
インターネットでは、クリックひとつで、商品が手に入り、子どもも大人も携帯の画面にかじり付いて、ゲームやSNSで「遊ぶ」という行為でさえ、ひとりでする事が出来ます。

日本人は元来、至ってシンプルな生活を送っていました。
朝陽が出たら働き、夕陽が沈んだら家に帰る。
食事は日に三回、もちろんケーキもチョコレートもありません、コーヒーも紅茶もハーブティーもありません。
一汁三菜を丁寧に頂き、また明日を迎えていました。

飽食の時代

現代を生きる私たちは今や『飽食の時代』と言われています。
コンビニ、ファストフード、お腹が空いたら、簡単にいつでも手軽に食事が出来ます。

今、私たちの食べている食事の一日の総カロリーは20歳以上の男性で約1846キロカロリー(2013年度、厚生労働省「エネルギー摂取量平均値」より)と言われています。
1975年(昭和50年)の日本人男性の食事の一日の総カロリーは2226キロにでした。
今を生きる私たちは今や『飽食の時代』と前述しましたが、このカロリーの差は現代が『飽食』と言えるのでしょうか?

1975年といえば『3C』(カー・クーラー・カラーテレビ)が揃えば、一人前の男だとされていました。

当時、第二次世界対戦で壊滅的打撃を受けた経済状況の中、国民皆保険、皆年金を実施ひた昭和30年代に高度経済成長期を迎えました。
この高度経済成長は日本の産業構造をシフトさせ、就業構造の変化をもたらし、多くの世帯はかつて、農林漁業など、「自営」という形で生計を立てていたものを工業化の進展等と共に、高等学校卒業、大学卒業し、企業に正社員として雇用され賃金で家族共ども、生計を立てるという、今の一般的な働き方に移行していきました。

1975年以降、エネルギー摂取量は減少し、主な食品群別摂取量ではここ10年ほとんど変化はありませんが、魚介類の摂取量は減少、平成21年より肉類と逆転をしました。
年代別に於いても魚介類の摂取量は減少、肉類は増加しています。

10人に1人が肥満児童

そして、1975年より肥満児童も3~4倍も増え、今では子どもの約10人に1人が肥満児童という変化があります。

子どもだけでなく、大人の肥満、特に男性の肥満は深刻な問題です。
食事の量は減ってきているのに、メタボリックシンドローム、メタボリックシンドローム予備軍の男性は非常に多く見受けられます。
これは、経済の発展と共に産業、つまりは働き方が変わった事が言えます。

身体を動かす事が主の第一次産業から、デスクワーク中心の身体を動かさない会社勤めの男性が増え「摂取カロリーは減っているのに消費カロリーが足りない」というスペクトラムを生み、運動不足となり肥満になる、ということです。

けれど、女性の肥満率は1975年より横ばいから、40代~50代ではスリムになってきたという結果が出ています。

これは、女性が家事や育児など基本の変わらない生活スタイルを持ちながらも、職場復帰をすることや、パートに出ること等が消費カロリーを増やしていると言われています。

消費カロリーの足りない『飽食の時代』、摂取カロリーを減らすのではなく、消費カロリーを増やしてみませんか?


このコラムは
EBH推進協議会理事長 森谷敏夫著
「ダイエットを科学する ~身体で食べず、頭で食べよう~」
の内容を参考にしています。

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